母と姉と私。

毎週の母の見舞い。

今日は出掛ける頃から 雨が降る予報。

新型肺炎コロナ感染症で どの病院も面会は出来なくなって来た。

軽い認知症の母が不安がらない様に、今日ちゃんと伝えて最後にしよう。世の中 病院見舞いも自粛で、 来週は 顔を見に来られないからネ、と。  納得すれば不安がる事もないだろう、と思う。

姉夫婦は 何でもかんでも甘やかし だと言う。

姉夫婦の言う事を 素直に聞いて、 見舞いも すぐに控えた方が良かったのかも知れない。

でも 毎週 たった1回の見舞いを 楽しみに待って居る母に 黙って 急に行かなくなると 心配するんじゃないか、看護士さんに連絡してもらう手間も気が引ける…

姉夫婦は 私の気持ちを汲む事もない、むしろ厄介な事と思っているらしい。

母の事が厄介なら 私に丸投げしそうな物だけど、ソレもしない。批判や指示は する。

どっちが厄介な人なのか 知れたもんじゃないナァ…

姉は還暦過ぎたけど、昔 母の態度や言葉で傷ついた事で 胸に 一物ある という。

認知症で 今日 1日を必死に生きようとしている母に まだ 何を こだわる事があるんだろう?

姉夫婦は 娘二人を立派に自立させて 夫婦円満、ソレで充分じゃないか、と思う。

夫や子供が 姉の価値観通りにしてくれる、こんな幸せはないと思う、その反面 将来 思う通りにならない事が起きた時… 姉は苦しくなるんじゃないかなぁ、と勝手に心配になる。

私は思う通りに 出来ない人生だったから 精神面だけは強くなれた気がするから。

いやな思いもした、ひとり泣いた日も多い、不安も心配も 相変わらず 消えない。でも…

生きてる内に、 何でも無駄な事は起きないのだと知る還暦間近な今。

心は 穏やかです、感謝。

姉夫婦とは 波風 立てたくない、感謝もある。

どうか母が無事 入院を終えて 自分の家で 再び穏やかに暮らす日が来ます様に。

私が 姉夫婦と なるべく関わらずに過ごせます様に…  私自身、姉夫婦に迷惑かけずに生きられます様に。