ひとり遊び。

梅雨の晴れ間。

昔、家族の為に 天気予報を確認した。

傘を持って出る様に、雨カッパをカバンに用意して 自転車に乗る様に…

風が強い日には 風に 飛ばされてくる物でケガをしない様に。  

母親というものは、何と毎日 色々と心配して生きて来たものか…

そうか!! 88の母は 還暦近い私の事を

まだ心配している。

母親は死ぬまで母親で居るものなのか…

そういうものなのか…

子育てに成功も失敗もない。母親は母親、このまま母親のまま、それでいい。

今日明日は晴れ間が見えて、ホッと ひと息、ただし にわか雨に注意という予報。

陽射しが見えて 乾いた風が吹く。

全部屋の窓を全開!! 晴れの予報を聞いて

洗濯していた服を スッキリ干す。

女性という生き物は、 朝から洗濯して 干した洗濯物が風に揺れる景色を眺めるだけで、幸せを感じる事が

出来る。 イクメンは男性だけど、家事をする人間なら 誰でも 同じかなぁ…風に揺れる洗濯物、このホッとした感じは 何なんですかネ?

と思っていたら、1時間 経った頃  だんだん暗くなって来た。  大丈夫かな、と様子を見る。 やっぱり雨!!  天気予報ばっちり大当たり、洗濯物を急いで取り込む。

そんなこんなで半日が過ぎる。

梅雨時期の天気の 不安定な事といったら…

梅雨に産まれた 気分屋の私そのままだと

実感。 猫の目の様に、梅雨空の様に

クルクル動き、コロコロ変わる心。

そんな自分が 正直キライだった昔。

母親の育て方が  失敗だったか どうかは知らない。

なぜ もっと厳しく、なぜもっと 愛情深く

しつけてくれなかったのか、と筋違いな腹立ちを感じた事もあった。

今、同じ腹立ちを 子供達が感じているかを、私は知らない。

どんな親に育てられても 私の基本的な性質は

私の中にあったはず。誰のせいでも、自分のせいでもない。

色んな事の合点がいく年齢。それが今。

良くも悪くも あきらめがついて、安心して生きている。

そうでない人は まだまだ腹を立てたり

誰かのせいにしたり、誰かを怨んだり…

しんどいだろうなぁ、と思いながら ボ~ッと見ている。

にわか雨が 上がって、もう一度 明るく晴れて来た。  

1週間の 疲れが溜まって、 動きたくない気がしたので

家でゴロゴロすると決めて、専門チャンネルの歌手のコンサートを流しながら ゴソゴソ用事をしたり 手帳を見て 予定の整理をしたり。

身体は回復した感じ。 何と安上がりな人間。

夫にも ひとりで遊べる大人になる様に、先日話しをしました。

自分の子守りは 自分でやれ!!

自由はラクで楽しいぞ!!